飛鳥IIIの客室を彩るオノオレカンバの靴べら|秋田の木工と橋野浩行

秋田の森で育った木と、一人の職人が長年磨いてきた手仕事。その二つが海の上で出会いました。新造客船「飛鳥III」の地域連携企画「ASUKAⅢ meets 47都道府県」で、アートフォルムの「小さな靴とながい靴べら・オノオレカンバ・セット#600」が秋田県の客室備品として紹介されています。

この記事でご紹介すること

  • 飛鳥IIIの客室で紹介される秋田の木工品
  • 「小さな靴とながい靴べら」#600の特徴
  • オノオレカンバと橋野浩行の40年以上にわたるものづくり

客室番号9047で出会う、秋田の「wood spot」

飛鳥クルーズの公式企画ページでは、秋田県の客室番号は9047。テーマは「森と木の国秋田が贈る、船上の“wood spot”」です。曲げわっぱや樺細工をはじめ、秋田の森林と職人技から生まれた品々に囲まれ、客室で安らぎの時間を過ごす構成になっています。

その客室備品の一つとして掲載されているのが、アートフォルム有限会社の「小さな靴とながい靴べら・オノオレカンバ・セット#600」です。船内で使う道具でありながら、玄関や客室の空間を静かに整える木の造形でもあります。

斧が折れるほど硬いと伝わる、オノオレカンバ

素材は、斧折樺(オノオレカンバ)。名前の由来として「斧が折れるほど硬い」と伝えられる、密度の高い木です。硬い木は加工に時間がかかります。その一方で、丁寧に削り、磨き上げることで、緻密な木目となめらかな手触りが現れます。

橋野浩行は、この扱いの難しい木と長年向き合ってきました。木目の流れを見ながら曲線を削り出し、手で触れる部分を少しずつ整えていく。素材を力で押さえ込むのではなく、木が持つ表情を探しながら形にしていきます。

40年以上作り続けてきた、約60センチのロング靴べら

公式ストアで紹介している#600は、40年以上作り続けてきたロングセラーです。靴べらの長さは約60センチ。立った姿勢から手に取りやすく、無理に深くかがまずに靴を履けるよう考えられています。

靴型のスタンドは、収納具であると同時に小さな木のオブジェです。靴べらを使わない時間にも、木目と曲線が玄関や客室の景色の一部になります。#600では靴べらとベース板にオノオレカンバ、小さな靴には広葉樹を使用しています。

確かな納入実績
アートフォルム公式ストアでは、東京・日本橋の髙島屋を通じて宮内庁へ納められた靴べらと同じ素材で製作していることをご案内しています。今回の飛鳥IIIでの紹介も、日々使う道具としての機能と、空間を彩る造形の両面を見ていただける機会になりました。

旅先で使われる道具だからこそ

旅の客室には、短い時間でも自然に手が伸び、使ったあとに印象が残る道具が求められます。長さ、握りやすさ、スタンドへ戻す動作。そして、照明を受けたときに現れる木目。#600には、橋野が積み重ねてきた「使うための形」が込められています。

秋田の山の記憶を宿す木が、職人の手を経て一艘の客船へ。客室9047でこの靴べらに触れた方が、秋田の森やものづくりへ思いを巡らせてくださるなら、作り手にとってこれほど嬉しいことはありません。

ご自宅や贈り物にも

「小さな靴とながい靴べら・オノオレカンバ・セット#600」は、アートフォルム公式ストアでもご覧いただけます。木目は一つひとつ異なります。新築祝いや節目の贈り物、ご自宅の玄関に長く置ける木の道具をお探しの方は、商品ページをご確認ください。


参考:ASUKAⅢ meets 47都道府県「秋田県」アートフォルム公式ストア 商品ページ
※飛鳥クルーズ公式ページでは、掲載商品や客室番号などは予告なく変更される場合があると案内されています。

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