秋田の工房から生まれた木の靴べらが、ニューヨークのKiton(キートン)の空間に並ぶ。今回は橋野浩行が提供した展示写真を通して、アートフォルムの作品が持つ造形と、木の道具を暮らしに迎える楽しみをご紹介します。

秋田の木工が、ニューヨークの空間へ
橋野はこれまで、ニューヨークで作品を紹介してきました。その歩みの一つが、Kitonでの展示販売です。今回の写真には、衣服や生地のある店内に置かれた、木製の靴べらと靴型のスタンドが写っています。
装いを整える空間の中に、靴を履くための道具がある。靴べらを単にしまっておくものではなく、目に触れる場所に置きたくなる道具として見ると、その曲線や木目にも自然と目が向きます。
小さな靴に宿る、木目と曲線
靴型のスタンドは、靴べらを支えるためのもの。同時に、置いた姿を楽しめる造形でもあります。丸みのあるつま先からかかとへと続く輪郭に、木目が重なって見えます。

橋野が大切にしているのは、素材の美しさを引き出すことと、道具として使えること。その両方を一つのかたちにするため、作品を一つひとつ削り、磨き、仕上げています。
靴型やキューブ型、長さの違いなど、暮らしに合う一品を探す方へ。
暮らしの中で選ぶなら、使う場所から
展示写真から作品に興味を持ったら、次はご自身の玄関や、贈る相手が使う場所を思い浮かべてみてください。立ったまま使いたいのか、椅子に座って使うのか。置き場所にどれくらい余裕があるのかによって、選びたい長さやスタンドの形は変わります。
アートフォルムの靴べらには複数の形やサイズがあります。素材、寸法、価格、在庫はそれぞれの商品ページでご確認ください。天然木のため、同じシリーズでも木目や色合いは一点ずつ異なります。
作品を通して、手仕事を伝える
海外での展示も、毎日の工房での制作も、作品を手にする方へ木の魅力を届けるという点でつながっています。写真に写る佇まいを入口に、使うための工夫や素材の表情にも目を向けていただければ幸いです。
橋野のニューヨークとの出会いは、21歳の旅にさかのぼります。作品の背景をもう少し知りたい方は、初めてのニューヨークとマーティンD-28の思い出もあわせてご覧ください。
写真提供:橋野浩行/アートフォルム。掲載写真は過去の展示記録です。Kitonでの現在の取扱いや在庫、掲載作品と同一仕様の販売を保証するものではありません。
