オノオレカンバの櫛を選ぶ魅力は、硬い木という素材の名前だけではありません。木目の表情、手の中での収まり、歯先が髪に入る感覚まで、一つの道具として見ると違いが分かりやすくなります。
硬い木を、髪に触れる道具へ
櫛は、持つ部分だけでなく、小さな歯の一本一本が働く道具です。素材が硬くても、歯先が粗ければ心地よく使えません。見たいのは素材の評判だけではなく、先端の丸み、歯と歯の間、手に触れる背の部分まで整えられているかという点です。
商品写真では、櫛全体の形に加えて歯先の拡大写真を確認してください。触り心地は写真だけでは分からないため、実物を確かめられる機会があれば、握ったときの安定感も見てみましょう。
立体的なひねりは、見た目と持ち心地の両方で選ぶ
平らな櫛と、立体的なひねりを持つ櫛では、手の中での向きや収まりが違います。どちらが常に優れているということではなく、普段どのように髪を整えているか、自分の手で持ち替えやすいかが選ぶ基準です。
横からの写真を見ると、正面では分かりにくい曲線や厚みが分かります。長さと幅も確認し、使うときだけでなく、収納する場所や持ち歩くケースに収まるかまで考えると選びやすくなります。
歯の間隔と、普段の髪の整え方
髪を大きく整えたいのか、細かい仕上げに使いたいのかによって、求める歯の間隔は変わります。髪の長さだけで決めず、毛量や絡まりやすさ、今使っている櫛の不便な点を整理してみてください。
絡まりを強い力で引き抜く使い方は避け、引っ掛かるときは一度止めて少しずつ整えます。「硬い木だから力をかけても大丈夫」と考えず、歯先に無理をさせない使い方が大切です。
一本ごとの木目を楽しむ
天然木の模様や色は、一つずつ異なります。商品写真の個体が届くのか、同じ仕様で木目の違うものが届くのかは、購入前に確認しましょう。濃い色や強い模様を品質の上下と結びつけず、好みの表情として選ぶと楽しみが広がります。
水洗いの可否は、商品ごとに確認
木製の櫛をすべて同じ方法で手入れできるわけではありません。アートフォルムには水で洗える「サブマリン」もありますが、その扱い方を別の木製櫛へそのまま当てはめないようにしてください。このページのアイキャッチはサブマリンの写真です。
購入時に、水洗いの可否、汚れの落とし方、保管方法を確かめておくと安心です。油や洗剤を使う場合も、製品ごとの案内を優先しましょう。
選ぶ前に、三つの質問を
- 今の櫛で気になっているのは、持ちにくさ、歯の間隔、収納のどれですか。
- 主に自宅で使いますか。それとも持ち歩きますか。
- 希望するお手入れ方法に対応する製品ですか。
この三つを整理してから作品を見比べると、素材の美しさと日々の使いやすさの両方で選びやすくなります。
CRAFTED IN KAZUNO, AKITA
木の個性を生かした、長く使える道具
アートフォルムは秋田県鹿角市の工房で、木の表情を見ながら一つひとつ削り、磨き上げています。
